7月4日福島9R雄国沼特別 芝1800m戦にデスティニーシチーが出走しました。
栗東・岡田厩舎から美浦・中野厩舎に転厩後、初めての出走でした。
ダート中心で使っていた岡田調教師に対して、中野調教師は芝の特別戦を選択。
環境が変わって、どれだけ馬が変わるのか注目の一戦でした。
馬体重476キロ、ブービー人気の13番人気(単勝153倍)
タップダンスシチー産駒らしく、しっかりとした馬体です。
タップダンスシチーの現役競走馬は、競馬界に2頭のみ残っています。
ザストロンシチーとデスティニーシチーです。
デスティニーシチーは中央未勝利、地方交流2勝という異色の存在。
逆を言えば、JRAでは能力が足りないということになってしまいますが、
ダートを中心に堅実なレースをこれまでこなしてきました。
転厩の理由に、テンションが高く、環境を変えたほうが良いという判断があったようですが、
この日はおとなしかったです。転厩の効果が出たのでしょうか。
力強い返し馬。しかし、ブービー人気。
降級馬もいる中で、評価が低いのは妥当か。
しかし、今回はこれまでとは違う転厩効果に期待したいところ。
スタートは普通でした。厩舎の指示は先行でしたが、馬が前に行かなかったようです。
後方からの競馬になってしまいました。
道中はスローペース。小回り福島では後方からでは厳しいか。
残り1000mを切ったところでペースがあるがも、取り残され後ろから2番目まで下がる。
もはやこれまでか!
ワンテンポ置いて前方を追走開始。
4コーナー内目をまわり、直線では器用に外に持ち出します。
しかし、まだ前方には多数の馬が、、、
残り200mが凄かった。
外から次々と他馬を交わすデスティニーシチー
掲示板確保か
さらに上を狙うデスティニーシチー
なんと、メンバー上がり最速34.6秒の末脚で3着でゴールイン!
降級馬や実力馬がいる中で、なんと3着。これは強い!
今までのデスティニーシチーは何だったのか。
まさに、転厩大成功。芝レースを使った中野厩舎あっぱれです。
父はタップダンスシチーということもあり、遅咲き血統がようやく開花したのかもしれません。
次走が楽しみになってきましたね。