本日、新潟11R谷川岳ステークスに出走したクラリティシチーは最後の直線で故障を発生し、予後不良安楽死処分となってしまいました。
ブログはなるべくシチーが勝った時だけ書こうと思っていましたが、現場で見た者として、最後のクラリティシチーの雄姿を伝えようと思います。
クラリティシチーはここまで30戦3勝のオープン馬。3歳春のクラシック戦線を賑わせました。いつもあと一歩のところで賞金加算できず、強硬ローテを頑張って走り続けました。その後、G3重賞2着2回という中途半端な賞金加算で最低賞金でのオープン昇格。いつも真っ先に賞金除外対象になり、思ったレースに出られませんでした。最後に勝ったのは3年前の東風ステークス。
昨年はエプソムカップから中1週で宝塚記念出走や、富士ステークスからカシオペアステークスに連闘するも不良馬場に泣くという、運の無い馬でした。基本差し馬ですがマイルでもスローだったりと自分のレースができていませんでした。
そんなクラリティシチーが谷川岳ステークスに登録。今回は除外の心配なし。
メンバーを見るとミドル以上ハイペースの可能性が高い。さほど強い馬も見当たらない。
枠順は大外16番を引き当てる。新潟は新馬戦でガリバルディに勝って新馬勝ちした得意コース。
これなら、4角大外を回って最後の長い直線で差し切れるぞ。クラリティシチーの勝ちパターンのレースになりそう。私の期待はMAXでした。しかもなぜか人気が無い。(11番人気)
ここをきっちり勝って賞金を加算して、これからは出たい重賞に出て活躍しまくるぞ~
パドック入場
クラリティシチーの馬体重は496キロ。全く問題なし。
いつもは大人しいクラリティシチーが今日は気合いが入っていました。
馬も分かっていたのかな。今日が重要な一戦になることを。
馬体の雰囲気も良かったです。あとは末脚爆発に期待するだけ。
新潟を走るのはセントライト記念以来です。
本馬場入場は最後に登場。
クラリティシチー自身が走りたくて走りたくてしょうがない感じでした。
川須騎手が落ち着かせようとするも反発していました。
無事、返し馬に移行。期待は高まります。
発走が近づき、ゲートに向かうクラリティシチー
ファンファーレ
最後にゲート入りするクラリティシチー
スタートはまあまあ。良すぎて前に行っちゃうのも困るので。
位置取りは中段後方の外をキープ。
これなら包まれることなくコーナー大外を回って直線勝負できるぞ。いいぞ、いいぞ。
ペースも早い。差し展開か。
コーナー大外を回り直線に入る。あとは真っすぐ走るだけだ。前方に障害物はないぞ。
クラリティシチーの加速が始まる。これは良い時のパターンだ。勝てる!
内回りコースの合流地点400mを過ぎたあたりで、内側斜め前を走る馬が外に少し寄れる。
クラリティシチーがちょっとつまずくような形になり、少し後方に下がってしまう。
すぐその後にクラリティシチーが再加速を始めると、再びガクンとなりズルズルと失速しました。
ここまで下がるのは脚になにかあったに違いない。
スピードは落ちてるが、走りを止めないクラリティシチー
もう走っていると言える速度では無かったけど、ゴールを目指すクラリティシチー
勝ち馬から9秒後に、ゴール板を過ぎたところでクラリティシチーは止まりました。
下馬してクラリティシチーの様子を見る川須騎手
関係者が集まってきました
左前脚が痛いことを伝えるクラリティシチー
川須騎手も再度かけつける
左前脚を痛がるクラリティシチー。立っているだけでも辛そうでした。
左前脚の先がコントロールできていないことは見ていて伝わりました。。。
こちらも覚悟ができました。
馬運車も向かってきます。
ここで車に乗ることを嫌がる馬も多いけど、クラリティシチーは素直に乗ってくれました。
さようならクラリティシチー
JRAからは左前繋靭帯断裂とだけ発表がありました。
その後、友駿ホースクラブから会員向けにお知らせがあり、
レントゲンを撮ったところ、腱を全て断裂しており安楽死の処置を取ったと発表されました。。。
クラリティシチー号のご冥福をお祈りいたします。
今日のクラリティシチーの最終戦の結果を見てください。
谷川岳ステークス16着です。競走中止ではありません。
ゴール400m手前で故障を発生し、走ることを止めても良かったのに、クラリティシチーは最後の力を振り絞ってゴール入線しました。何が何でもゴールしたかったのでしょうか。
クラリティシチーの状態を考えるとこの16着は重いです。
春のクラシック戦線ではワンアンドオンリーやモーリスにも先着し、競馬ファンからの人気もある馬でした。セントポーリア賞の糞騎乗も話題になりました。弟のクラリティスカイとの比較もされました。
3勝しかできなかったけど、かけがえのない大好きな愛馬でした。
クラリティシチーお疲れさまでした。
ブログはなるべくシチーが勝った時だけ書こうと思っていましたが、現場で見た者として、最後のクラリティシチーの雄姿を伝えようと思います。
クラリティシチーはここまで30戦3勝のオープン馬。3歳春のクラシック戦線を賑わせました。いつもあと一歩のところで賞金加算できず、強硬ローテを頑張って走り続けました。その後、G3重賞2着2回という中途半端な賞金加算で最低賞金でのオープン昇格。いつも真っ先に賞金除外対象になり、思ったレースに出られませんでした。最後に勝ったのは3年前の東風ステークス。
昨年はエプソムカップから中1週で宝塚記念出走や、富士ステークスからカシオペアステークスに連闘するも不良馬場に泣くという、運の無い馬でした。基本差し馬ですがマイルでもスローだったりと自分のレースができていませんでした。
そんなクラリティシチーが谷川岳ステークスに登録。今回は除外の心配なし。
メンバーを見るとミドル以上ハイペースの可能性が高い。さほど強い馬も見当たらない。
枠順は大外16番を引き当てる。新潟は新馬戦でガリバルディに勝って新馬勝ちした得意コース。
これなら、4角大外を回って最後の長い直線で差し切れるぞ。クラリティシチーの勝ちパターンのレースになりそう。私の期待はMAXでした。しかもなぜか人気が無い。(11番人気)
ここをきっちり勝って賞金を加算して、これからは出たい重賞に出て活躍しまくるぞ~
パドック入場
クラリティシチーの馬体重は496キロ。全く問題なし。
いつもは大人しいクラリティシチーが今日は気合いが入っていました。
馬も分かっていたのかな。今日が重要な一戦になることを。
馬体の雰囲気も良かったです。あとは末脚爆発に期待するだけ。
新潟を走るのはセントライト記念以来です。
本馬場入場は最後に登場。
クラリティシチー自身が走りたくて走りたくてしょうがない感じでした。
川須騎手が落ち着かせようとするも反発していました。
無事、返し馬に移行。期待は高まります。
発走が近づき、ゲートに向かうクラリティシチー
ファンファーレ
最後にゲート入りするクラリティシチー
スタートはまあまあ。良すぎて前に行っちゃうのも困るので。
位置取りは中段後方の外をキープ。
これなら包まれることなくコーナー大外を回って直線勝負できるぞ。いいぞ、いいぞ。
ペースも早い。差し展開か。
コーナー大外を回り直線に入る。あとは真っすぐ走るだけだ。前方に障害物はないぞ。
クラリティシチーの加速が始まる。これは良い時のパターンだ。勝てる!
内回りコースの合流地点400mを過ぎたあたりで、内側斜め前を走る馬が外に少し寄れる。
クラリティシチーがちょっとつまずくような形になり、少し後方に下がってしまう。
すぐその後にクラリティシチーが再加速を始めると、再びガクンとなりズルズルと失速しました。
ここまで下がるのは脚になにかあったに違いない。
スピードは落ちてるが、走りを止めないクラリティシチー
もう走っていると言える速度では無かったけど、ゴールを目指すクラリティシチー
勝ち馬から9秒後に、ゴール板を過ぎたところでクラリティシチーは止まりました。
下馬してクラリティシチーの様子を見る川須騎手
関係者が集まってきました
左前脚が痛いことを伝えるクラリティシチー
川須騎手も再度かけつける
左前脚を痛がるクラリティシチー。立っているだけでも辛そうでした。
左前脚の先がコントロールできていないことは見ていて伝わりました。。。
こちらも覚悟ができました。
馬運車も向かってきます。
ここで車に乗ることを嫌がる馬も多いけど、クラリティシチーは素直に乗ってくれました。
さようならクラリティシチー
JRAからは左前繋靭帯断裂とだけ発表がありました。
その後、友駿ホースクラブから会員向けにお知らせがあり、
レントゲンを撮ったところ、腱を全て断裂しており安楽死の処置を取ったと発表されました。。。
クラリティシチー号のご冥福をお祈りいたします。
今日のクラリティシチーの最終戦の結果を見てください。
谷川岳ステークス16着です。競走中止ではありません。
ゴール400m手前で故障を発生し、走ることを止めても良かったのに、クラリティシチーは最後の力を振り絞ってゴール入線しました。何が何でもゴールしたかったのでしょうか。
クラリティシチーの状態を考えるとこの16着は重いです。
春のクラシック戦線ではワンアンドオンリーやモーリスにも先着し、競馬ファンからの人気もある馬でした。セントポーリア賞の糞騎乗も話題になりました。弟のクラリティスカイとの比較もされました。
3勝しかできなかったけど、かけがえのない大好きな愛馬でした。
クラリティシチーお疲れさまでした。